22日久しぶりに高浜4丁目の崖崩れ危険地帯であった場所を通った時、擁壁工事の出来ぐあいを見させて頂きました。
道路が狭く、重機械なども使いにくい場所でしたが、良くできていました。元土木技師としては、関係者のご苦労がよく分かります。
この場所は、平成15年5月頃、高浜4丁目の方から「雨が降ると裏山からボロボロ石とか土が崩れている」、また「大雨の時には、裏山から湧水がある」と相談があり、早速1級土木施工管理技師である私が現地調査した場所です。
経験上、湧水とかボロボロと土が崩れるのは土砂崩れの前兆であり、この場所も非常に危険であると感じました。
早速市役所の担当課に写真と地図を持ち込み対応策を相談に行きました。
そして早急な対策をと訴え、地域住民の同意書なるものを地域の方にお願いし、私は簡単な図面書き、また改良区の了解を取りつけ、そして7月には工事の申請書を提出することが出来ました。
しかしここからが大変で結局完成したのは4年後の平成19年春であり、上記の写真のような立派な土留擁壁が完成しました。
この間、大雨の時、裏山が危険だと思ったらすぐ逃げるようにと近所の方にお願いしてきましたが、これで安心です。
地域の安全は地域の住民の安全意識からですね!これが、地域防災の原点だと思います。