平成18年7月に市内別府町の寺院が墓園の増設を計画しました。
それに対して予定地に隣接する住民から、景観の悪化や参拝者の車両の狭い生活道路での駐車問題、更に墓園のゴミの処分、蚊などの発生など生活環境の悪化を理由に反対運動が起こりました。
この件に関してくもみね議員は、平成18年12月議会に於いて「今回の市街地の墓園の増設に関して、現行の松山市の墓園設置の施行規則では、近隣の住民の声が反映されない」と指摘し、「近隣住民と墓地設置者とのトラブルを未然に防ぐために法令の運用基準を具体的に示すべき」と訴えました。
その結果、本年3月に墓園の新設、増設などに関して、墓園の設置者の責務として、新たに近隣の住民に対する「事前周知の実施」「計画の説明会の実施」、更に「地元住民の意見、要望に対して誠実に対応する」などを示した「要綱」が制定されました。
一方別府町の墓園増設については、その後寺院側と地域住民との間で話し合いがもたれ、近隣住民の要望を盛り込んだ「覚え書」を双方が同意し決着しました。
上記写真は
景観に配慮した墓園の外壁と、確保された地域住民の生活道路(6月下旬完成)