平成18年6月議会の一般質問で、中核都市にふさわしい安全、安心、快適に暮らせるまちづくりを実現するために、禁止区域、罰則規定などを含めた「仮称歩きたばこ禁止条例」を制定してはどうかと、訴えました。
その時の理事者答弁として、「現在施行しております関係条例や施策の効果を全庁的な視点から総合的に検証し、その上で新たに歩きたばこ禁止区域の設定や罰則の必要性など、条例のあり方について調査研究を行ってまいりたい。」とありました。
その後、全国の都市部や観光地のある自治体などでも、同様の条例を制定するケースが相次いでいました。
そして地元新聞によると、5月11日に市の諮問機関である「安全で安心なまちづり会議(会長 妹尾克敏会長)」が路上など公共の場所での歩きたばこ禁止条例制定を求める提案書を市に提出し、それを受けて中村時広市長は、翌日の記者会見の席上、9月議会に条例案を提出したいとの発言がありました。
歩きたばこは、火の付いたたばこが子どもの頭の位置にあたり、顔面のやけどの危険性があります。
実際、子どもの両目まぶたのやけどや眼球のやけどを初め、多くの被害が報告されており、一歩間違えば、失明の危険性すらあります。またベビーカーに灰を落とされたり、車いすの方が危険を感じたり、雑踏の中で600度以上の危険物を持ち歩くと考えれば、もはやモラルやマナーの問題ではなく、規制の時期にきていると思います。
松山市における堀之内、城山、道後、ロープウエー街、大街道、銀天街などの歩きたばこは、歩行者にとってはやけどなどの危険性が高く、閉鎖された空間のあるアーケード商店街では、あのアスベストより人体に有害な受動喫煙の危険性も高いと思います。
私の本年3月議会で訴えた市内全小中学校に於ける「学校における敷地内禁煙」の実施、更に今回の「歩きたばこ禁止条例制定」の動きとなど煙草を取り巻く対応が、市民の健康、安心などへ、本市でも大きく変わろうとしていますね。
他議員の野次のなか、何度もこれらの件を議会で取り上げてきただけにこの動きは、大変嬉しく思います。
是非とも実効力のある条例の制定を推進して頂きたいと思います。
上記写真は、昨日視察で訪問した滋賀県草津市での路上喫煙禁止の立て看板です