10月6日の松山市議会9月議会に於いて、『歩きたばこ等の防止に関する条例案』が可決され、12月1日から施行されることになりました。
この条例は、禁煙の推進やたばこの撲滅を目指すものではなく、喫煙者にマナーの巡守を呼びかけ、他人に迷惑を及ぼさないよう配慮してもらうことにより、安心で快適な生活環境を保持することを目的としています。
今後12月1日を目指して、住民や関係団体の意見を聞いたうえで、大街道、銀天街、JR松山駅前、市駅前、道後温泉本館周辺などを『歩きたばこ等禁止区域』に指定し、周知啓発や指導などの連携強化を図っていくものです。
本条例に関しては、くもみね市議が平成18年6月議会の一般質問に於いて、この「歩きたばこ」の問題を市議会で初めて取り上げ、『・・・・本市における堀之内、城山、道後、ロープウエー街、大街道、銀天街などでの「歩きたばこ」は、幼い子どもや車いすの方、一般の歩行者にとってはやけどなどの危険性が高く、更に閉鎖された空間であるアーケード街では、人体に有害である受動喫煙の恐れもある。そして歩きたばこの吸い殻は、道路に捨てられます。
そこで、中核都市にふさわしい安全、安心、快適に暮らせるまちづくりを実現するために、(仮称)歩きたばこ禁止条例を制定すべきではないか。(要旨)』と提案していました。
罰則規定が盛り込まれていないなどの課題はありますが、十分な効果が得られるような条例の運用をして頂きたいと思います。
なお「歩きたばこ」を禁止した条例制定は、四国では高松市、美馬市(徳島県)に次いで3番目であります。
上記画像は左から
【『松山市歩きたばこ等の防止に関する条例』の全文】
【歩きたばこの写真・・・600度Cを超えるたばこは、大変危険であります】