高浜公民館(田所和人公民館長)主催の歴史講義が24日午後高浜公民館で開催され私も拝聴させて頂きました。
講師は松山市出身で現在今治西高校で教諭されている片上雅仁先生です。
片上教諭は、秋山好古が校長をされていた北予中学校、現在の松山北高に平成18年度まで勤務されていたそうです。その時に朝日新聞愛媛版に連載した『晩年の秋山好古』が好評を博したとのことです。
秋山好古が軍人を予備役として退役したのち、陸軍大将という軍最高位から、田舎の中学校の校長として赴任した経緯、国が定めた生徒への軍事教練に対しても「生徒は軍人にあらず」と、教育者としても一流の人物であった事に驚きました。
また日露戦争を戦った明治の軍人、政治家には、観念論には囚われないリアリズム(現実を見つめる勇気)が備わっていたが、後の昭和の軍人、政治家にはこれが欠如した結果、悲惨な戦争へと国民を駆り立てて行ったと云われていました。
大変おもしろく興味深く拝聴させて頂きました。
上記の画像が左から
【1枚目2枚目共、講師の片上雅仁先生】
【片上雅仁著「秋より高し」~購入させて頂きました】