5日松山全日空ホテルで「中核市サミット2009in松山」が開催され参加しました。
全国の中核市が各地域の現状や課題を話しあう会議で今回の松山市でのサミット開催が14回目になります。
全国には現在1,774(2009.9.1現在)の市町村がありますが、政令指定都市以外の都市で規模や能力などが比較的大きな都市の事務権限を強化し、出来る限り住民の身近なところで行政が行われるようにした都市制度が中核市制度です。
具体的には都道府県から福祉、保健衛生、都市計画などの権限が委譲されます。
現在では、概ね人口30万から50万人程度の都市にあたり、全国で41市がこの中核市になっています。中四国では、倉敷、福山、下関、高松、高知、松山の6市です。
41市の市民の合計は約1,700万人で全人口の13%にあたります。
この13%は大きい割合と思います。だからこそ今回のテーマは「結束・中核市~中核市から日本を変える」でした。このくらいの意気込みは必要だし持つことが大切であると思いました。
開会式のなかで、開催市市長挨拶として中村時広市長から「衆院選で各党は地方分権を掲げたが中核市も責任をもって準備を進めたい。」とありました。
そして基調講演は元内閣官房長官の石原信雄地方自治研究機構会長が「地方行政を取り巻く環境の変化と中核市の課題」と題して、また特別講演は、松山市立子規記念博物館名誉館長の天野祐吉氏が「マチを広告する」と題して講演がありました。
どちらの講演も流石に聞き応えがある内容でした。
特に天野祐吉氏の『言葉は聞く人に夢と希望を与えることが出来る。言葉も文化も地方分権でないと発達しない。今は共通語を使う人はのっぺらぼうである。だから都市ものっぺらぼうになる。地方の方言が人の都市の表情を作る。以前は方言は悪いことだと思われていたが、地方に行けばまだまだ残っている。松山なら「よもだ」と云う方言である。この言葉は松山の人を地域をを表している。それはまだことばが地域に息づいているからだ。・・・・』 う~ん、なるほどね。勉強になりました。
その後は、各分科会に別れて各中核市の諸問題への取り組みについて現状などをお聞きしました。私は「地球温暖化対策への取組み」(コーディネーター宮嶋祥式氏・セルコジャパン代表取締役)の委員会でしたが、各市の取り組みが大変勉強になりました。
上記写真は左から
【開催市市長挨拶をする中村時広市長】
【出席している全国の中核市の市議会議員・中央に私が写っています】
【第3分科会に参加しました】