三津と港山地域住民の生活の足として古くから親しまれている「三津の渡し」に3月27日(土)新造船「こぶかり丸」が就航しました。
この渡しは市道高浜2号線の一部として、三津と港山の間約80メートルを結ぶ「松山市営」の渡船で、年間約4万人の利用者に親しまれており、今回、老朽化した「1号渡船」の代替船として新規に建造されました。
この船名の由来については、この「三津の渡し」の別名を三津の人びとは「洲崎(すさき)の渡し」と言い、港山の人びとは「古深里(こぶかり)の渡し」と言っています。
現在、運航している渡船が「すさき丸」であることから、新造船は昔から地元の人びとに愛着がある古深里(現在の港山町)から命名されたものです。
船の長さは、9.10M、幅2.93M 総トン数3.8トン、定員13名
船体は、FRP構造(繊維強化プラスチック製)です。
私は、昨年3月議会に於ける代表質問で『「まちづくり交付金」を活用したサブセンターゾーンの整備』について質問しました。
この「まちづくり交付金」とは、国土交通省が平成16年度に新規創設した「地域の自主・裁量性の極めて高い制度」であり、その地域の歴史・文化・自然環境などの特性を活かした個性あふれるまちづくりを実施することで、市民生活の質的向上と、地域経済・社会の活性化を図るものです。
そして今回の質問では、「今回の整備計画は20年度で終了するが、21年度からは『坂の上の雲』フィールドミュージアムの具現化として、このまちづくり交付金を活用した事業を三津浜地域などのサブセンターゾーンにまで広げて今後展開し、それぞれの地域のまちづくりを推進してはどうか。」 と質しました。
その結果、市が申請していた整備計画が承認され、国土交通省の「まちづくり交付金」が決定し、三津浜地域について次の主な5項目が新事業として今年度からスタートします。
①(仮称)三津浜地域交流センター整備
②(仮称)三津浜児童クラブ室整備
③三津浜商店街のみち整備
④「三津の渡し」渡船建造
⑤まつづくりソフト事業
【上記の画像は、掲載された本件の公明新聞記事】