13日公明党松山市議の内7人が、市内の道路橋で老朽化が進んでいる市道に架かる2橋を視察しました。
私は、平成21年9月議会の一般質問で、生活インフラの中で特に身近な存在でありながら、保守点検、老朽化対策が進んでいない道路橋に関して、更に民主党政権による「コンクリートから人へ」の政策改悪で、現在の道路橋や道路の老朽化対策費や改修、かけかえ工事の維持管理費の増加の予測とその財源の確保について質問しました。
現在の本市の実態は、市内には約1,200の道路橋があり、近年この道路橋の老朽化が進んでおり対策が急がれています。
本市では、私が質問した平成21年度から、長寿命化計画のベースになる道路橋の状況調査を、単年度で約900万で既に4年経過で3500万前後の費用をかけて行っています。
そして橋長15M以上の道路橋134カ所について23年度で調査完了し24年度に長寿命化計画策定し25年度から補修工事にかかるとのことです。
また橋長15M以下の道路橋1028カ所については、25年度で調査完了し、25年度から計画策定しその後順次工事着工する予定となっています。
災害に強い都市を構築するためには、必要な既存の道路橋などへの老朽化対策が急がれます。
今回の視察では、先ずはじめに、市内の市道に架かる道路橋を下から見ました。
出来てまだ40年と目安の50年に達していなくても、梁部の下部の鉄筋が腐食しており、おそらく今後急速に鉄筋の腐食が進み、危険な状態になると予想されます。
2番目の道路橋は、床版部に縦のクラックがあり、そこから水が浸透しており、それを止めないとこちらも鉄筋部の腐食が進むと予想されます。
道路橋を、補修して延命化を図るのに数千万円で可能ですが、架け替えるとなると数億円架かると云われています。
すべての道路橋を診断して、危険な橋から計画的な早めの補修で、結局は道路橋管理費の削減に繋がると思います。
市民の生命や財産を守るための公共工事は必要と感じました。
上記写真は左から
【普通の橋ですが、下から見ると】
【梁部の鉄筋が腐食しています、危険です】
【2番目の道路橋は、一見異常なしに見えそうですが】
【床版部のコンクリートには亀裂が出来ています、早急な対策が必要です】