2月1日、愛媛県渋滞対策協議会が、「地域の主要渋滞箇所」の公表をしました。
愛媛県内における交通渋滞を客観的なデータを基に、渋滞が発生している箇所を抽出し、地域別に公表しました。(左の画像を参照・松山市内の渋滞箇所)
国民への意識調査では道路の建設予算は縮小すべきだという結果が多々出ていますが、その原因は、以前の政権下での道路族議員と呼ばれる一部の議員による無駄な高速道路建設と呼ばれる事業が多く為された結果、道路行政に対する不信感が増大した結果であると云われています。
更に日本の道路はもう十分に整備されているから、これ以上の道路なんて要らないだろうと云う「道路事業・不要論」が広く国民に浸透した結果であるとも云われています。
では実際、日本の道路は他国と比べて十分整備されているのか?
次の2つの分析結果を紹介します。
○自動車1万台あたりの道路の長さは、先進国中最低レベルです。
カナダ13.5km・アメリカ6.3km・フランス4.6km・イタリア2.5km
英国1.5km・・・日本0.9km
ではこのような現状からどんな結果が起こるのか、それは道路の渋滞です。
○日本の車の「実際の燃費」は、「カタログ燃費」の2/3以下の64%に過ぎない。
「自動車の燃費効率」に関して、車の「カタログ」に書いてある燃費は、あくまでも「理想的な走行環境」での燃費を示しています。
しかし実際の道路上では、止まったり発進したり、トロト口走ったりしなければならず、実際の燃費はカタログの値よりもさらに悪くなるのが日本の「当たり前」です。
しかしこの「当たり前」は、実は日本だけのものなので、いわばここでも「日本の常識は、世界の非常識」になっています。
「カタログ燃費」に対する「実際の燃費」について
日本64%に対して、アメリカ91%・イギリス94%・フランス88%であり、理想的な運転が出来ている、つまり渋滞が少ないと云うことです。
この2点から考察して、日本(松山市内)の渋滞を防ぐためにも、更なる道路の拡幅、バイパス道路の建設、更に踏切の立体交差が必要であると思うのであります。