21日に開票された参議院議員選挙で初めて、40床以上のベッドがある指定病院、高齢者施設などが対象に行われる不在者投票に初めて『外部立会人』が監視役として立ち会いました。
私は平成22年12月議会の一般質問で、医療施設などでの不在者投票について、投票する患者に対して、施設側の投票干渉や偽造が問題になっており、先の7月参議院議員選挙では、今治市内の不在者投票指定施設の病院で、不在者投票管理者である院長が、業務上の地位を利用して、特定の比例候補を当選させる目的で、入院患者ら6人に候補の顔写真入り名刺を渡すなどして、投票を依頼したとして、公職選挙法違反の疑いで書類送検されました。そこで、不在者投票の公正性を保つためには、医療施設などで実施される不在者投票時に、第三者の立ち会いが必要ではないかと、質しました。
今回の参議院議員選挙では、市内で対象の77病院、施設のうち13施設から松山市選挙管理委員会へ『外部立会人』の要請があり、市選管で選定・任命された立会人が派遣され自由公正が確保された選挙が行われました。
市選管に依りますと、今後、国政選挙だけではなく市議選や市長選挙の場合にも、選挙前の不在者投票事務説明会などで、『外部立会人』の要請について推進していくとのことでした。