現在松山市では、今年度内の公表を目指して「松山市道路橋長寿命化修繕計画」の策定作業を進めています。
本市の多くの道路橋は高度経済成長期に集中的に整備されたものが多く、今後その時代に建設された多くの道路橋が建設後50年の耐久性の目安を迎えようとしています。
高齢化が進む道路橋の安全性をいかに確保して、安心して利用できる道路網を構築することが、防災減災の観点からも急務であります。
私は、平成21年9月議会一般質問で、いち早くこの問題を取り上げました。そのなかで「松山市の管理する道路橋は1,176橋あるが、今後10年以内に目安である50年を超える道路橋が2割を占めている。そして特に重要な橋梁である橋長15M以上の道路橋の老朽化の状況について、また全ての道路橋の保守、点検、管理に対してどのような見解なのか。今後どのように取り組んでいくのか。」 と質しました。
そして答弁した担当部長から、松山市版の長寿命化修繕計画を平成25年度までに策定するとして、全ての道路橋について、点検結果をもとに評価を行い、中・長期計画に基づき予防的な保全対策を行うことで、毎年のメンテナンス費用の平準化を図り、道路橋の寿命を延ばすことでトータルコストの縮減を図るとの方針が示されました。
上記画像は松山市内にある道路橋ですが、丈夫そうに見えても下から見ると梁部分の重要な鉄筋が露出しています。そして爆裂しています。地震があると危険な状態です。