平成23年11月、北条地区に住む高校の同級生から相談ありました。 それは、「高縄山に登る市民は多い。高縄寺のなかに現在くみ取り式のトイレがあるが、利用者からは不評である。是非、市で新たな水洗トイレを設置して欲しい。」との要望でした。
早速担当課で、高縄山に登る市民の数をお聞きしましたが、年間で、小中学生の遠足で、260人程度、河野氏祭りで250人程度、一般の観光客はつかんではいないが、かなり多いことが予想され、そのほか、サイクリングや夜空を観るために登る市民もかなり多いと云われていました。
しかし諸課題が多く、設置までは時間がかかると予想していましたが、環境配慮型のトイレが完成し10月10日から供用開始になりました。
今回、地域の多くの要望を受け、環境モデル都市推進課の努力で出来ました。
そして4年前の課題であった、水洗トイレには、先ず水の確保が重要です。
しかし山頂付近には水が無いと云われていましたが、なんと深井戸を掘りクリア、排水は循環式トイレでクリア、更に利用者用の駐車場を設置、障がい者用トイレ、休憩用の東屋も設置、屋根にはソーラーパネルを設置、そして一番の課題である工事費用についても総額3,400万円の内、45%の1,530万は、国の補助制度を利用してクリア。
本当に至れり尽くせりの環境配慮型のトイレが完成しました。
担当課の皆さんには智恵を出して頂きありがたいと思います。流石です。
これからは登山者、観光客の皆さんには、トイレの心配も無くなりました。
早速この秋、紅葉を観に、高縄山に登っては如何ですか。
【上記画像は、トイレの全景と入り口(環境モデル都市推進課の提供)】