4月1日、政府は1日の臨時閣議で平成に代わる新元号を「令和(れいわ)」と菅義偉官房長官より発表されました。
5月1日の皇太子さまの新天皇即位に合わせ、5月1日午前0時に、元号が平成から改められます。
「令和」は、現存する日本最古の歌集である「万葉集」が由来で、歌人の大伴旅人の漢文から引用され確認できる限り、日本の元号の典拠が日本古典(国書)となるのは初めてです。
「万葉集」の「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」が典拠です。
過去の元号に「令」の字が使われたことはなく、政府関係者によると「令和」が候補となったこともないとみられ、新元号は645年の「大化」以来248番目になります。
改元は、憲政史上初めてとなる天皇退位に伴うもので、国民生活への影響を最小限に抑える観点から、改元1カ月前に発表されました。
西暦1989年1月から始まった「平成」は、4月30日の陛下の退位とともに幕を閉じることとなりました。
昭和・平成と生きてきた私にとって、新たな「令和」の時代に感慨無量です。