新型コロナウイルスの世界規模で拡大している状況を踏まえJICA青年海外協力隊に関しては、現在76カ国に派遣中であった約2,000人の隊員を本年3月以降、順次一時帰国させています。
また本年3月以降に予定していた新規隊員の派遣も大幅に延期しています。
約2,000人の帰国隊員のうち約1,700人は現在も任期途中で、再赴任を待っている状態です。
また日本での訓練を終えて4~5月に派遣予定だった隊員約300人も、現在国内で待機しています。
多くの隊員は2年間の活動のために離職するなどしており、期間が短縮されたり派遣が中止になったりすることで、その後の再就職に影響することが懸念されています。
JICAでは、隊員に日本国内で取り組める活動を促す方針で、すでに、人手不足に苦しむ農家の支援など、具体的な活動が始まったケースもあります。
そして更に派遣の見透しが立たない現状の中、隊員への生活保障や将来の進路選択を支援するために、日額3,000円の待機手当を支給しています。
これまで支給を最大120日としていましたが、国の第2次補正予算で再派遣、派遣の時期まで延長され、更に受給条件の拡大などが盛り込まれました。
(詳細は上記、令和2年6月27日付 公明新聞参照)