6月28日、市議会が4時間以上も空転し、我々議員は控室で待機の状態となりました。
これは予算議案で賛成討論した与党議員の、坂の上の雲ミュージアム設置条例案について「一部議員は、モチーフの小説の表面だけの浅く短絡的な解釈で終始一貫して反対している」と云う下りが不適切との抗議で削除を求めた結果でありました。
そして翌日の地元新聞の記事には、条例案に反対の立場の議員側に立って「この与党議員の発言が撤回されなっかたことは、こうした市民の声をないがしろにしたのと同じ」と、また見出しでは「市民の声、軽視に匹敵」と書いていました。
この問題の下りが、本当に記者の云うとおり「不適切」であったのか、では議員は、議会で自分の意見を云ってはいけないのか。更に議員の発言中の反対のヤジは、「言論の府の良識」なのか。そしてこのような議会の空転が、市民のためになるのか?。・・・疑問が残ります。
結局、再開後の議会で、この条例案は圧倒的賛成で可決しました。
この記事は、大阪冬の陣の口実となった「国家安康 君臣豊楽」と書かれた鐘の銘文を解釈した徳川方の学者の弁と同じだなと思った。
上記写真は
【空転の市議会・・・これが市民のためになるのか?】