3日午後は、松山市浅海にある義父所有のみかん山で『いよ柑』の取り入れを手伝いました。
義父は高齢で急斜面のみかん山の管理が十分に出来ていませんが、冬には必ず伊予柑の木には実がなります。これは大変だと云うことで久しぶりに手伝いに行きました。
ずっと以前には「さんちゃん農業」と云う言葉があったのを覚えていますが、もう母ちゃん、婆ちゃんも居なくなりました。ですから、収穫は親族一族で休みを利用して行います。
つまり「週末農業」ですね。 しかしそれにしては、みかん山が広すぎますが・・・・。
しかし、いずれみかん山も管理できなくなって、放置農園になり、そしてみかん山は荒れていくのかと思いました。他の山では既にみかんの木が雑草に覆われ枯れている元農園がいくつか見えました。立派な伊予柑の実を摘みながら、日本の農業の将来が見えてくるような気がします。
対策は簡単で、農業である程度の収入が確保できるのであれば、必ず後継者は帰ってくると思います。食の安全と昨年から話題になっていますが、品質も大切でありますが、食材を生む農業が根本ではないかと改めて思いました。
競争原理の導入で、田畑が荒れていってもいいのか。また零細な農家は切り捨ててそれで我が国の農業は再生できるのか。
国は食糧の自給率を50%まで引き上げようと云うばかりでなく、実効的な農業施策を打たなければいけないと思う。
上記写真は左から
【いよ柑を摘んでいる私】
【みかん山からは、旧北条市の名山「恵良山」(標高305M)が見えました】
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