発端は平成18年7月に、別府町に在住のご婦人から電話があり、「お墓って簡単にできるんですか?」の言葉でした。
その後、市内別府町のある寺院の墓園の増設計画に対して、隣接した住宅地の住民から、地域を二分するほどの反対運動が起こりました。
その後、紆余曲折がありましたが、最終的に松山市の仲介に依り、2月8日両者の間で、話し合いによる合意がなされ、墓園の増設に向けて進み出すことになりました。
この墓園増設については、私は一昨年12月議会に於いて、この地域住民の立場に立って
○「墓園設置する場合に、例えば地元住民への説明会と云った基本的なことが、本市の施行細則には、明記されてなく行政側の法整備にも問題があるのではないか。」
○「川崎市では、昨年4月に『墓地等経営(変更)許可申請等に関するガイドライン』を作成し、申請手続きの手順を示し、その中には、事前周知制度、説明会の開催など、そして近隣住民との協議事項として、公衆衛生の確保、ごみ集積設備、駐車場、障壁、防犯、更に工事の騒音や交通対策などを列挙し、協議を行うことを明記している。」
○「本市としても、こういった近隣住民と墓地設置者とのトラブルを未然に防ぐために、川崎市のような法令の運用基準を具体的に示すガイドラインなどを作成するお考えはないか。」
と議会で質問させて頂きました。
市側の答弁としては、
○「昨今墓地経営者と地域住民とのトラブルが生じるケースが見受けられるようになりましたことから、国から示された通知や他の自治体の事例も参考にしつつ、明文化した基準の整備を図ってまいりたいと考えております。」とありました。
聞くところに依ると、この市側の答弁のあと、松山市の墓園建設の申請の場合の運用規則を作成にかかっているとのことで、このような地域住民と墓園設置者との間で、トラブルなどが生じないように、速やかにガイドラインのようなルールの策定を期待しています。
上記写真は、
【松山市保健所で、松山市の保健福祉部企画官、担当課長さまのご尽力に依り確定した両者の合意内容の確認をする地域住民代表 】
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