中島地区は市内でも65歳以上の方の比率である高齢化率は、約50%と大変高い地域です。
その中でも、睦月は高齢化率63%(2006年現在)と高齢者の方が多い島です。
今回は、五月晴れのもと、心地よい潮風をうけながら中島町睦月のデイサービス会場を、ケアマネ議員である小林議員と訪問させていただきました。
自立の方の生きがいデイサービスと、介護保険でのデイサービスのサテライト型デイサービスを実施していました。
毎週水曜日の開催で、会場は老人クラブから有料で「老人憩いの家」をお借りして活用しています。
睦月では、老人クラブのお世話をされる方が減少し現在は活動がなく、このデイサービスが唯一の、友好の場となっているようです。
しかし、提供できるサービスは限られており、送迎(送迎車がありません)と入浴サービス(設備がありません)はありません。
会場が介護目的の施設ではないので、トイレは和式のみ。
畳の部屋で足の悪い高齢者には座るのが大変、そこで椅子を持ち込もうとしても保管場所がない。
更に葬儀などが重なるとデイサービスは会場の都合でおやすみになる。
調理場もありませんのでお楽しみの食事もお弁当だけです。温かいお汁も頂けません。
在宅で、家族介護や訪問介護サービスを受けておられる方々は来たくても通所できませんし、入浴も自宅では困難なため、清拭のみで凌いでおられる方もいるとのことです。
2年ぶりに本島の施設で入浴された方もおられたと伺いました。
ご本人のみではなく、ご家族の方も大変御困りでお辛い事だと思いました。
市内の高齢者の方々と同様な介護保険料を負担していながら、提供を受けるサービスにこれほどの地域間格差があるのには改めて驚きでした。
早急な対応を望みます。
上記写真は左から
【2枚 ディサービスの来られている高齢者と懇談】
【ディサービス会場に使っている「老人憩いの家」】