30日、今治市の吉海開発総合センターに於いて、「愛媛県市議会観光振興議員連盟広域観光推進研修会」が開催され、県下10市から各市の事務局、106人の市議会議員など総勢140名が参加しました。松山市議会からも14名の議員が参加しました。
昨年は本会の研修会が東温市で開催され、大変勉強になり今年の今治市も参加しました。
現今治市は、平成17年の市町村合併で1市11町村の全国的にも例が少ない大合併で出来た市です。人口17万1千人で、以前今治と云えば「タオルと造船と焼き鳥のまち」でしたが、合併前の各町村の観光資源、地域の特色が加わり、まちのイメージも多彩になりイメージもアップして、観光資源のレパートリーも一気に増えたと思います。
午前では、NPO法人 まちづくり支援えひめの前田 眞 代表理事の「地域資源を活用した愛媛の観光振興に向けて」の演題での講演がありました。
講演で、なるほどと感じた言葉に「着地型観光」がありました。
全国的な旅行傾向として、団体パックツアーが減少し、数人単位の構成の旅行が増えている。また旅行に精通した観光客が増え、旅の目的も明確、より深くなってきたと云われています。
それらの多岐にわたるニーズに応えるには、たとえば地場産業の現場や遺産を巡る企画もあれば、地元農家などに宿泊して地域文化を体験する企画もある。またテレビドラマや映画のロケ地を巡ったり、地元の人しか知らないような珍味を食べに行ったり、その地域でしかできない珍しいスポーツを楽しんだりする企画も必要である。
いずれもその地域、地元ならではの情報収集力と企画力が勝負になると云うことでした。
その観点から今治市を見ると実に多くの材料があると感じました。
それをどのように組み合わせ、またどう結ぶかがポイントと感じました。
松山市も同様であると感じました。そのポイントが今治では「瀬戸内しまなみ海道」であり、本市では「坂の上の雲」なのかなと感じました。
今後の課題として、それらに加えてどんどん新しいものが必要であるとも感じました。
上記写真は左から、
【愛媛県市議会観光振興議員連盟会長
田坂信一会長(松山市議会議長)の開講ご挨拶】
【午後の体験メニューの目玉である「潮流体験」で体験船に乗りました 】
【初めて見ました。これが噂の10ノットの潮流です。まるで川でした。】