昨年の夏に、市内元町在住の市民の方から相談がありました。
商店主であるその方にお会いして現地の調査をしました。
苦情の内容は「大雨時に水路の水が逆流して家の中に入ってくる。昭和30年代以降もう何十年も続いている。」
更に浸水の高さはこのくらいと示され「何とか安心して住めるようにしてください。」と切実な訴えを伺いました。
早速下水道部の担当する課長に相談しました。
先ず原因調査と云うことで昨年度は、調査を専門業者に委託して実施して頂きました。
調査の結果、浸水原因として、既設管路の菅経が小さく、また勾配が緩やかであるため、大量の水量の場合、雨水が流れにくくなり、逆流が起こり道路に冠水するとのことでした。
検討頂いた対策としては、新たに管路、測溝、そしてマンホールを設置し、既存の管路の負担軽減を図る方法を実施すると決定し、22年度予算に浸水対策工事費用の予算を付けて頂きました。
その後、夏から着工し11月下旬に完成しました。
地域の皆さまも「これで安心して生活できる」と大変喜んで頂きました。
【工事概要】
○道路自由勾配側溝新設 有効断面400mm*400mm
58.9M敷設
○配水管 (レジンコンクリート管)
400mm経 35M敷設
500mm経 4M敷設
○マンホール新設 6カ所設置
○アスファルト補修 一式
○工事費用 約600万
上記写真は左から
【今回の苦情地域の位置図】
【ここまで水がと指を指して説明を受けました】
【改修工事完了:マンホール、配水管設置完了】
【自由勾配の測溝新設しました】