視察2日目は、島根県松江市役所を訪問し、市民からの相談、苦情などのワンストップ・サービスである『まちのお助け隊「伺います係り」』について視察しました。
この制度、市長の選挙公約として挙げられており、市民の皆さまからより多くの意見、相談、苦情を受けて市民と行政のパイプ役となり、早期に問題解決できるよう努めていくために平成21年6月1日に組織機構を見直し、市民生活相談課内に「伺います係」(まちのお助け隊)が設置されたと伺いました。
特徴は、市民の皆さんから気軽に意見や提言を寄せて頂けるように電話、メール、FAXにより受付をして、まずは伺います係が現地に出向き、問題が早期に解決できるよう担当課の担当者と連携と取り、1週間で回答できるようにしています。
そして市民の声として、平成22年度2,349件、平成23年度は10月18日現在、1,287件の苦情、相談、ご意見を受けたと伺いました。
そしてそれら多くの内容から、行政としてそれぞれの問題点が把握でき、その対策として新しく条例制定もしたとのことでありました。
常に生の市民の声を聞くには最適と感じました。
市民の評価は、アンケート調査によると、206通送付し102通の回答では、概ねとても良い、良いに分類されており市民の反応は良好とのことでした。
我々議員の所に寄せられる行政への不満の一つに、何かあっても市役所のどこの課に相談してよいか分からない、電話がたらい回しされる場合もあり相談できないなどがあります。
そんな時に、「伺います係り」に相談することにより苦情相談の受付をして頂き、解決してくれることは市民にとってありがたいことであり、たとえ小さなことであっても市政にとって市民との信頼を築いていけるチャンスになると感じました。
説明された市民生活相談課 伺います係の油谷係長さんは、元々民間会社に居られた方で、親切、丁寧な説明であり、大変共感を受けました。
お聞きしたところ何よりも市民への『ことばつかい』に一番気を配るとのこと。
我々議員も大いに気をつけていくことと感じました。
上記写真は左から
【発見1:過去の洪水の水位を表示】 【発見2:好評の堀川めぐり】
【発見3:夜の堀川、趣きある風景でした】