私は、昨年12月の議会の産業経済委員会に於いて、次のような要望を致しました。
【雲峰広行委員】 『・・・・この仮称「坂の上の雲記念館」建築工事は、経済効果とか観光の効果という面ばかりが先行した感がありますが、人づくり という面での効果も大きいと思います。
この記念館の設計を担当されるのは、世界的にも有名な建築家の安藤忠雄氏であります。・・・・・・・・松山市内の若い技術者さん、設計士さん達は、この建物に注目しています。何故そうゆうふうに感じるかと云いますと、2月にまちづくり勉強会がコミセンで開催されましたが、会場には私の知っている若い設計士さんがいっぱい参加していました。後で話しを伺うと、「あの安藤忠雄氏が来るから参加したんです。」とか、「安藤忠雄さんが設計する建物に興味あるんです。」との返答が多数還ってきました。
この安藤忠雄氏の持っている世界的な建築の技術とか、芸術、文化面での多彩な才能に触れる機会を、そういう若い技術者、設計士の皆様に提供してはどうでしょうか。
例えば工事期間中のいい日に、工事現場に於いて、安藤忠雄氏から直接指導を受けられるような機会とか、また、彼の持つ独特の芸術思想に触れる場を設定して頂ければ、将来の本市の建築技術の向上、人づくりに必ず役立つと思います。・・・・・』(発言の要旨です)
その後、本年3月議会で、本件についてどのようになるのか?と、理事者に問いました。
理事者からは、安藤忠雄建築研究所からは、実施に向けて同意頂いたとのこと、今後具体的に詰めていきたいとの答弁がなされました。
更に今回、実施に向けての概要を伺いました。実施時期は、建物1階部分の躯体部分のコンクリート型枠作業中の秋頃を予定しています。そして、過去5回開催の「まちづくり勉強会」についても、今年度、安藤忠雄氏を招いての実施を計画しています。
【写真は、仮称「坂の上の雲記念館」のイメージ図】