中島地区は市内でも65歳以上の方の比率である高齢化率は、約60%と大変高い地域です。
その中でも、睦月は高齢化率80%(2014年現在)と高齢者の方が多い島です。
以前のブログでも指摘していますが、中島地域の離島部では、高齢化率が高く、介護保険のサービスを受けたいという潜在的なニーズがありますが、その体制が全くなっていません。
いつも思います。市内の高齢者も島の高齢者も同じ介護保険料を支払っています。
しかし、島にはグループホームはありません。
またディサービスなどが行われる専用の施設もありません。
当然高齢者が入浴できる設備もありません。
このような市内と同じようなサービスを受けるためには、中島本島まで行かないと受けることはできません。
正に介護サービス僻地といわれてても仕方が無いと思います。
そこで、このような離島については、本島の施設から、週一回、施設から介護要員が島に赴き、そこでサテライトと云われるディサービスを実施しています。
そこには要介護、要支援の方々が集うわけですが、その施設は現在休園中の保育園を借りて行われています。
昨年、この施設に通うある女性の高齢者から、「この建物は夏場は暑いんです。
だから真夏の1ヶ月半は、サテライトは休止すんです。」との苦情がありました。
早速、現地を見せていただきましたが、工場などで利用する冷風機が1台あるだけ。
これでは暑いはずと、市の担当部長に直訴しました。
建物の所有権者が違うこと、また空調については、サテライト運用しているところが設置するのが基本と云われましたが、市内で唯一のエアコン無しの介護サービス会場であることを考慮していただき、5月に新たに大型のエアコンが設置されました。
これで、真夏の熱中症を気にせずにサテライトに来ることができると喜んで頂きました。
私が見る限りでは、元々保育園の建物、あとは高齢者でも安心して活動できる施設内のバリアフリー対策が必要と思っています。
今後とも関係各課に訴えて参ります。