松山の良さをもっとたくさんの人に知ってもらうため、市民参加の都市ブランド共創プロジェクト「だんだん松山プロジェクト」が動き出しました。
その中で、市民の意見から生まれたブランドメッセージに『いい、加減。まつやま』が決定しました。
このブランドメッセージ『いい、加減。まつやま』について、松山の良さを一目で感じとってもらうためのロゴマークを決めるために先日、市民投票が行われました。
この投票は、平成25年2月14日~3月10日に行われ、対象は松山市民をはじめ、松山を応援してくれる松山ファンからの投票結果、左の画像に決定しました。
実は、私も投票し落選したC案に投票していましたが、今回決定のB案と悩んだ末の投票だったので・・・・。
今後、このロゴマークも活用し、このメッセージが生まれた経緯や込められた想いを市民の皆さんに感じとっていただくとともに、松山の良さを高めるためにも、市民や企業・団体など官民一体で、松山の価値や魅力を市内外に発信していく活動を盛り上げていくことが大切ですね。
参考までに、元「広告批評」発行人で、広告に対する批評で全国に知られるコラムニストの天野祐吉さんからもメッセージをいただいていますので紹介します。
天野祐吉さんからのメッセージ
松山市役所の方が、「松山のブランドメッセージを考えているのですが、どう思いますか」と、いくつかの案を見せてくれた。で、以下はぼくの意見。
『いい、加減。まつやま』以外は、自分が自分を褒めているような言葉ばかりで、おもしろくもおかしくもなく駄目。問題外。
そもそも松山には「よもだ」の精神があり、俳句文化を育んできた土地柄なんだから、ユーモアがなくっちゃ。
それも通り一遍のものでなく、まじめな市民の人からはふざけすぎと怒られるくらいの、俳句の街らしい洒落っ気と表現の懐の深さがいる。
ぼくだったら、「いい、加減」の「、」は入れない。
誤解されるくらいのほうが話題は広がっていく。
それと、「いい加減」は書家の面白い書き文字がいい。
それがうまくいけば、ハートみたいな絵はいらない。シンプル・イズ・ザ・ベストです。
松山らしい、ユーモアとセンスのある表現を。がんばってね。
松山市立子規記念博物館 名誉館長 コラムニスト 天野 祐吉