ブランド総合研究所が年1回実施している 「地域ブランド調査」結果が、9月30日に発表されました。
2006年からスタートし、10回目を迎える2015年は、全790市と東京23区、および地域ブランドへの取組みに熱心な187の町村を加えた計1,000の市区町村、47都道府県が対象でした。
各県・各市町村に対して、認知、魅力、観光・居住意欲など77項目の設問を設け、地域のブランド力を消費者が各地域に抱く「魅力」として数値化しました。
今回の調査は本年6月24日~7月17日の期間で、20代~60代の消費者2万9,046人から回答を得たものです。
市町村の魅力度ランキングは、1位「函館市」50.4点、2位「札幌市」49.7点、3位「京都市」47.3点、4位「横浜市」42.8点、5位「小樽市」41.9点でした。
函館市が1位となったのは、2014年に続いて2年連続3度目。 上位9位までは昨年と大きく変動した地域はなかったけれど、10位に昨年15位の「軽井沢市」がランクインしました。
都道府県の魅力度ランキングは、1位「北海道」58.1点、2位「京都府」47.6点、3位「東京都」38.9点、4位「沖縄県」36.9点、5位「神奈川県」27.3点でした。
北海道の1位は、これで7年連続となり、「長崎県」が昨年10位から6位にランクアップし、今年「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録されており、軍艦島などがある長崎県の結果が上昇したと分析されました。
愛媛県は、四国で最下位の39位(昨年31位)で、逆に松山市は、トップ100で、四国からは2市1町が入りました。
松山市は、高知県の四万十市、四万十町に続き93位(昨年118位)で健闘していました。
ブランドへの取組は、本当に他市との競争であり、知恵の出し合いであり、しかも地道な活動であると思います。
都市ブランドアップは、イコール住んでみたい町に連動しているだけに、観光だけではなく、今後のまちづくりにも大いに貢献すると思います。
本市の今後のブランド力アップで魅力ある街になるよう期待しています。