17日朝、空路東京に向かいましたが、思いがけず機上から素晴らしい富士山が見えました。
今日は、松山広域福祉施設事務組合、松山養護老人ホーム事務組合の合同行政視察で東京都渋谷区にある日本赤十字社総合福祉センター「レクロス広尾」を中予地区の各自治体の首長や議長関係者及び事務局の方々15名と視察しました。
この施設は、渋谷区広尾という都内の住宅地に立地していて、8階建て延べ床5,700坪の施設で、特別養護老人ホーム定員120人、介護老人保健施設定員100人、高齢者グループホーム定員18人、障碍者支援施設定員11人、ディサービスほか定員87人と規模の大きい施設でした。事前に施設概要などのレクチャーを受けて施設内を見学させていただきました。その後に質問を受けていただきました。
参考に聞くと特養施設で入所料が20万/月、老健施設で個室なら50万/月、グループホームも20万/月と恵まれた場所でのハイレベルの介護施設なら仕方ないのかと思いますが、松山圏域なら入所できる人は限られるなと実感しました。
今回の視察については、松山圏域での当事務組合でも施設がありますが老朽化が課題で、今後どのようにして施設の更新を図るのかが緊急の課題であり、そのために今回の築5年の比較的新しい当施設の視察となりました。
お話を伺い意外に思ったことは、日本赤十字社はあくまで民間として扱われるために施設建設に際して公的補助があるとのこと。また職員の給料は準国家公務委員として扱われるとのことで恐らく民間レベルと比べても金額的には恵まれていると思いましたが、意外にも職員の出入りが多く、恒常的な人手不足で困っているとのこと。
環境や規模、事業主体が違ってもやはり人の介護は人がするわけで、やはり人の確保が要だと改めて感じました。