5月31日は「世界禁煙デー」です。
たばこを吸わないことが一般的な社会環境となるように様々な対策を講ずるべきであるという世界保健機関(WHO)の決議により設けられました。また厚生労働省は「世界禁煙デー」から始まる一週間を「禁煙週間」と定め、喫煙及び受動喫煙による健康被害等についての普及啓発に努めています。
本市においても、これを受け、「世界禁煙デー」及び「禁煙週間」を迎えるにあたり、施設内の禁煙の推進の目的で、市庁舎本館、別館、出先機関等の喫煙場所の入口に協力依頼文を掲示し、職員及び来庁者に禁煙の協力をお願いしています。
普段の市役所の建物については、隔離された、排気設備のある喫煙室での喫煙が認められています。その結果完全分煙が出来ており、非喫煙の市民、職員への受動喫煙の危険性は大変低い状況であります。
私は昨年の6月議会で、市民や市職員の健康を守る立場で、「未だに受動喫煙の危険性が取り除かれていないのは、市議会議員の会派控室と議員用応接室である。」と述べ、この状況の改善を求めました。
田坂信一議長より、「・・・私たち議員は、自身の喫煙の有無にかかわらず、選良として健康増進法を遵守した施設のあり方やそれに準じた施設運用などを追求してまいらなければ立場にあり、議員控室や議員応接室において、受動喫煙を防止するための的確な措置をとるべきであろうと思います。・・・・」と、誠意のある答弁がありました。
それから1年、少し改善されました。
しかしまだ会派別では2会派の部屋で、それと無会派議員室1カ所で、市民、職員が受動喫煙の危険にさらされて居ます。また議員応接室6室の内4室には昨年と同様に灰皿が置かれています。市役所の全ての部屋の内、この7室だけは毎日が受動喫煙危険室になっています。大変残念なことであります。
いろいろな意見があるとは思いますが、一般市民のみなさまがこの事実を聞いて納得できるだろうか。しっかりと考えて欲しいものであります。
議会改革は重要なことです。しかしそれは先ず自らの足下からではないでしょうか?
上記写真は、市役所内の喫煙所や議員控室などに張られた禁煙のチラシ。