1月21日~22日に、市議会の都市活性化特別委員会の行政視察で熊本市役所を訪問しました。
福岡経由してjRで熊本市に入りましたが、車窓からは九州新幹線全線開通を目指し、急ピッチで進む高架工事がいたるところで進んでいました。
新幹線が平成23年春に熊本市乗り入れると博多まで35分、鹿児島市まで45分、新大阪まで2時間50分と、大幅に時間短縮され、観光、産業の活性化が進む中で、一方で更に、都市間、都市圏間の競争が激化すると云われています。
現在熊本市は、人口66万人であり現在の中核市から政令市を目指し、次代に即した新しいまちづくりが進められようとしています。
今回の視察のテーマは次の2点でした。
①都市計画道路の長期未着手の道路計画について
②中心市街地活性化基本計画について
ともに現在の松山市が抱えている問題であり、特に②の中心市街地の活性化については、今年3月を目処に、中心市街地活性化基本計画の策定、国への申請を行う予定となっています。
既に熊本市は基本計画が昨年5月に国より認定を受け、46の事業を5年以内の完了目指し、総事業費が約1,300億、熊本市の負担は約300億で進めているとのことでした。
差額の1,000億円は、国、民間活力を利用するなどして進めるとのことでしたが、中心市街地活性化のポイントである、中心市街地の住民の増加については、マンション建設などの民間活力に頼るとのことでした。
それで熊本市は民間活力のサポートする環境作りをすると云うが、最終的には民活頼りに聞こえ、経済の変化で左右される恐れがあるのではと、そのあたりの不透明さが気になるところでありました。
帰りにアーケード街の入り口で一つ気になる風景に出会いました。
アーケード街に二輪・自転車の駐車が一台も無い!
松山市の大街道のように自転車がいっぱい置かれた風景を見てるだけに、自転車が無いアーケード街は本当に歩きやすく、これならショッピングが楽しいと感じました。
市民の移動手段に於ける自転車、二輪の利用率は、松山市が34% 熊本市が22%で松山市の2/3とは云え、なぜ、アーケード街に自転車・二輪の駐輪が無いのかは今後の研究課題にします。
上記写真は左から
【熊本市役所で市の担当者から説明を受けました 2枚】
【中心地のアーケード街入り口付近 二輪・自転車は見えない】